更新:2017.2.16

大丈夫なの?未検査米

 未検査米とは?

日本人とお米は切っても切れないものです。かつて日本人のほとんどが稲作をしていました。歴史をみてもお金の役割を果たしていた時代もありました。現在でも5円硬貨に稲穂が描かれています。それほどお米は馴染み深いものですが、意外とわからないことが多いもの。

今回は「未検査米」についてお伝えしていきたいと思います。


 闇ルートの危ないお米?

「未検査米」というものをご存じですか?
袋詰されているお米の表示に記載されていることがあります。文字だけ見ると怪しさ満点??

お待ち下さい!仮に"怪しい"としても、堂々と名乗るというのも変ではないですか?きっと何か理由があるに違いありません。
 なぜ「未検査米」が存在するのか?
未検査米をご理解頂くには、ルールとその背景をお伝えする必要があります。 ルールと聞いて『うわぁ!難しそう・・・』とならないよう、簡単にわかりやすくお伝えします。
 今やお米の流通は自由

現在の米流通は原則、自由となっています。みなさんはお米をどこで購入されていますか?今やスーパー、量販店、お米屋さんに農産物直売所にネット通販、生産農家から直接など、様々な場所、方法で購入が可能になりました。

以前は政府が生産から流通、価格を一括管理していたので(食糧管理法)、生産者から出荷されたお米を政府が買い上げるという仕組みでした。 現在では政府がそれらを管理することをやめ、規制を大きく緩め、農業従事者に限らず誰でも自由に米を販売したり流通させることが出来るようになりました。(新食糧法)

それを受けて生産者は従来のように農協に出荷している方もいれば、農協を通さずに独自ルートを開拓している方もいたりと様々なのです。
 産地表示の義務
さて、今やお米もいろいろな品種がありますので、悩んでしましますよね。商品を選ぶ基準は何ですか? 商品の表示を見て産地や品種、産年などを確認したりすると思います。お米は一般消費者や業者間取引といった取引先に産地情報の伝達を義務付けられています。自由に流通といってもルールは必要です。

〇 あるひとつの事件がきっかけ?
平成20年9月福岡県内で、食品衛生上問題のある事故米穀が食用等に横流されたことが発覚したことで、米穀や米製品全般にわたって消費者に大きな不信が生じました。

調査にあたって、事業者の取引等の記録や保存、整備が不十分だったことから、流通ルートの解明に長時間を要することになりました。そうなることで消費者の不安は増大し、やがてはまっとうな事業者の売上げまで減少してしまいました。

また、お弁当やレトルト食品、おせんべいや団子といったお菓子などの米加工品なども産地等がわからないことから不信が波及し、米市場全体に影響が及びました。
 米トレーサビリティ法の成立

この事件を受けて、成立した法律です。 産地偽装など社会問題が発覚した時に流通ルートを速やかに特定しやすくするため、また消費者に対してお米やその加工品の産地情報を提供するために2点を義務付けたのです。
  • 米穀等の譲受け、譲渡し等にかかる情報の記録(トレーサビリティ)
  • 産地情報の伝達

消費者の安全を考え、かつ安心して食べてもらえるように業者は消費者や取引先に対して、産地の情報を伝えて、どこからお米を調達したかわかるように記録しておきなさい、ということです。
管轄は農林水産省になります。

 それでも「未検査米」??
『未検査米という時点ですでに調査対象なのでは?』と疑問が湧いてきます。そうです、この法律により産地情報を伝える義務があるはず。では「未検査米」はこの義務を果たしていないのか?

結論から言いますと、果たしています。 国産であれば「国内産」と表示します。しかし、もう一歩踏み込んだ『〇〇県産』と完全には・・・・表示できない!自由に販売が認められ、産地情報の伝達が義務付けられているのになぜ?記載したくてもできない、そこにはもうひとつの理由がありました。
<次のページに続きます>


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