未経験の方でもご安心してお使い頂けるガイドをつくりました。
コイン精米機の流れ
- お金を入れる
- 玄米を機械に入れる
- 精米するお米の白さを選択
- その精米したお米が袋に入る
たったこれだけです。
では早速、解説していきたいと思います。
0. 心構え!
▼機械が苦手!失敗したら、損したら・・・etc.
そうそう。誰でも最初は緊張するものです!
大丈夫!案ずることなかれ!
メーカーさんもユーザーのことを考え、"誰にでもわかりやすく簡単に使える"ように設計しています。
様々な失敗、検証、改良の積み重ねがあってこその技術です。
見た目は素朴(失礼)でも技術者さんたちの汗と涙、愛であふれています!
1. まずは"お米"を確認!
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籾米とは?
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稲穂から茎や葉を除いたそのままの実の部分。種子にもなります。
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玄米とは?
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稲穂である籾(もみ)から籾殻(もみがら)を取り除いた状態のものです。
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精米とは?
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精米とは、玄米を白米にすることです。玄米は糠(ぬか)で覆われていますので、この糠の部分を削って白米にするのです。
※多くの生産者は稲刈り後、籾摺り(もみすり)で籾殻を除き、玄米にして出荷します。
白米では保存がしにくく、時間の経過とともに品質劣化(味落ち)しやすいので販売者は販売時に精米します。
2. コイン精米所を探す
▼意外とあるのがコイン精米。
3. 準備するもの
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10kg単位で料金設定されている精米機がほとんどです。(※時間単位の機械もあります)
付近にお店がない場合も予想される為、予め崩しておくと良いでしょう。
★両替機の代わりにドリンクの自動販売機が設置されている場合もあります。精米機の大半はお釣りがでませんのでご注意ください。
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玄米は10kg単位が望ましいです。10kg未満は少量に該当するといえます。
10㎏・20㎏・30㎏と「10㎏単位」が目安です。おおよそ1kg未満のオーバーであれば許容範囲でしょう。※機種によって精米できる最少量の設定が異なります。ご利用になる前に精米機の仕様をご確認ください。
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※精米する玄米を米袋で持ってきた場合、その袋を再利用すればよいので不要です。
初めて、または行ったことがない場所で10kg未満の少なめでのご利用の場合、予め30kg用の袋など丈夫かつ大きめの袋のご用意することをおすすめします。それは小さい袋では精米機の受け口を覆えずこぼしてしまう、または破れてしまう可能性があるからです。(後述)
写真のような米袋はホームセンターなどで1袋数十円で販売しています。参考寸法
★30kg袋:高さ800mm × 幅490mm × マチ100mm
★10kg袋:高さ610mm × 幅300mm × マチ65mm
1. 何枚かの100円硬貨
2. 玄 米
※3. 精米したお米を入れる袋
4. 精米しましょう
▼さぁ、着きました!
中に入って暗い場合は、照明のスイッチがドア付近にあります。
まずは落ち着いて案内に目を通しましょう。
★室内には必ず連絡先が記載されています。
何かトラブルがあればそちらへ連絡して下さい。
5.必要なお金を入れましょう
▼投入金額のご確認を!
持ってきたお米の量と料金を確認してお金を入れます。
お金の投入後に機械が動き出し、アナウンスしてくれます。
※お釣りがでないものがほとんどです。
お金の入れすぎに注意!!
反対に足りない場合はお金の投入催促のアナウンスが流れます。
もし「量が多すぎるかも」と不安がある場合は、足りない状態の方がよいでしょう。
6. お米(玄米)を入れる
▼焦らずにしっかりと手順を踏んで
「お米を入れて下さい」とアナウンスがあります。
写真のようにお米を入れてください。
※機種によって精米できる最少量の設定が異なります。ご利用になる前に精米機の仕様をご確認ください。
7. 袋を設置する
▼白米出口と袋の大きさを確認してください。
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その袋又は用意した袋に精米したお米を入れていきます。
ペダルの位置を確認して、白米出口(注ぎ口)を覆うように袋をセットして下さい。- 白米出口
- 精米したお米を袋へ注ぐ中継口です。ペダルによって開閉します。口の大きさにメーカーごとの大きな差はありません。なぜなら米袋自体に規格があるからです。
- 受け台
- 少量袋を使用する際に足継ぎ(踏み台)として使用します。
折り畳み式になっているので、使用時は手前に引きます。
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写真のようにセットします。(写真:30kg用袋)
袋の丈が地面から白米出口までの高さまで足りていますか?
※袋の設置の際、ペダルを誤って踏まないようご注意下さい。踏むと白米出口から精米されたお米が放出され、袋の中へと注ぎ込まれていきます。★ペダルは踏むと『開』、離すと『閉』です。 -
袋の丈が足りない場合は受け台を使用します。
取っ手を手前に引いて写真のようにしてください。(写真:クボタ社製)※機械によっては無い場合があります。
場所によっては受け台の代用となるような高さを補う(椅子のような)ものが用意されているところもあります。
ペダルを踏む
受け台を使用する場合
8. 白さを選ぶ
▼機械中央のお米の白さ選択画面からお好みのもの選びます。
「上白」「標準」「7ぶ」「5ぶ」etc.
※メーカーや機械の型で選択肢が変わってきます。
○数字が大きいほど糠を除く割合が高くなります。
・「上白」はほぼ100%糠を除いてくれます。
・「標準」は90%糠を除きます。
・「7ぶ」は70%糠を除きます。
9. 精米したお米を袋に入れる
▼様子を見ながらペダルを踏んでいって下さい。
精米が始まってしばらくすると、白米が受け皿に溜まってきます。
ペダルを踏むと受け皿の口が開き、袋にお米が注ぎ込まれていきます。
仕方なしに『手で持ちながら』という不安定な状態でペダルを踏むと、勢い良く落ちてきたお米の重みで落としてしまう、または破れてしまう可能性があります。
わからない場合は30kg用など大きくて丈夫な袋を用意することが無難です。
(米袋の大きさの参照は上記の通り)
10. 終 了
▼投入口に玄米が残っていないか確認して下さい。
精米が終わると終了アナウンスがあります。下の写真のように画面の電気が消えます。
※お金が不足しているときもアナウンスがあります。
Q.精米前に比べて量が減っている??
A.それは精米してヌカがなくなったからです。(白米なら1割ほど減)
お帰りの際には、お忘れ物のございませんようご注意ください。受け台を使用した場合は元に戻しましょう。また、玄米が30kg以上ある場合は再度同じ手順で繰り返してください。
まとめ
▼以上で終了となります。お疲れ様でした。
いかがでしたか?大まかな流れは掴めましたでしょうか?
初めての事は緊張しますが、達成すれば一段とおいしさをご実感頂けることでしょう!おいしいお米を食べると元気になります。
豊かで健康的な食生活を楽しんでください。
★それでは、いってらっしゃいませ!!
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