地域の Happy Hour (2)
使命感が原動力
みっけ: なぜ保育所とコンビニを誘致したのでしょうか?
岡野: 杉並区に緊急保育のような保育園が足りないって話がありまして。『これから杉並区は待機児童ゼロ対策をやっていく』と区長が方針を打ち出したんです。でも現実は、いざ杉並区が公園や住宅地に施設をつくるとなると住民が大反対!というのをテレビでもやっていたんです。それを見た時「なら、私がやってやろう!」みたいな。
みっけ: スゴイですね!!
岡野: この辺は妙法寺の道路を挟んでL字型にうちの敷地なので、私たちがうるさいと思わなければいいんじゃないかと。
でも、ここは門前ですし商店街ですので、保育園は2階。1階にはテナントを誘致したかったんです。で、保育園と相性のいい店舗は何だろう?という話から出てきたものがドラックストアとかコンビニとか。実はセブンイレブンさんは建て替える前からエリアマネジャーさんが何度かいらしていたんです。今回、またセブンイレブンさんが手を挙げていただいたので「コレだ!」と思い、決めました。
保育園さんの話はいくつか経営していて実績があって、必ず認可保育園をとっているところにしてください、とお願いしてあったんです。そうしたら今回の保育園さんが手を挙げてくれたんです。それで、保育園さんもセブンさんもお互い問題ないと言ってくれまして。
みっけ:
そういう経緯があったんですね。
そういえば保育園っていうと園庭というか、お外で遊べる公園とか広場がある方がいいっていいますよね?
岡野: そうなんです。園庭と呼べるようなスペースはないのですが、この近くには意外と公園があるんです。目の前に妙法寺もありますし。近所の保育園さんも良く妙法寺にお散歩に来ていますし。川沿いの方に行けば広い公園もあるんですよ。ただ、誘致するにあたってはネックかなぁって思っていたのですが、問題なくOKになりました。
みっけ: うまく話がまとまったんですね。0歳児から2歳児は入れても、その上からが大変ってよく聞きます。
岡野: そうですよね。0・1・2歳児の保育室は結構出来ているようです。でも3歳児になるとまた探さなくちゃいけなくなって、どこもいっぱいで空きがないから保育園難民になってしまう。3歳児室があるところは結局0・1・2歳児もあるところなので、その子たちがそのまま繰り上がるから埋まってしまうんです。だから、3歳児の空きがないってなるんです。
みっけ: こちらで予定されている施設は何歳からですか?
岡野: 0~5歳で定員は68人です。
「地域」を幸せに!
みっけ: コインランドリー経営していく上で気をつけていること、心掛けていることはありますか?
岡野: それは「清潔感」ですね。朝昼晩、毎日掃除はしています。 待っている間に外でタバコを吸う方や店内でコーヒーやお茶を飲んでいる方がいらっしゃいますが、たまに置いたまま忘れちゃう方もいるんです。タバコも通りに落ちてたりするんです。そういうのは目立ってしまいますので、欠かさずこの辺一帯を掃除しています。
みっけ:欠かさずやるんですね。
岡野: はい。それから、ご近所の方々に迷惑をかけないことですね。コインランドーがもとでゴミが散らかって…となるといけないので。結構広範囲で吸い殻とかチェックしています。
みっけ: そういえば先日、老朽化している物件にコインランドリー店舗が入るとその建物の構造によっては振動してしまう場合もある、というのをおっしゃっていましたが、この建物は心配なさそうですね。
岡野: そうなんです。この建物は大手ディベロッパーさんがコインランドリーの為につくったものなので、その辺はキチンとしています。何より上の階が保育園なので、その辺はかなり気をつかってキッチリ作ってあります。
みっけ: そうでしたね。上は保育園なんですよね!トラブルとなりうる想定できるものはすべて対策しているのですね。